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佐藤 和弘
Sep 1, 2019
組織の問題を自分の問題にすり替えてはならない
責任感のある真面目なリーダーほど、組織の現状を自分の能力不足のせいにし、個人学習と自己成長に努力する。 だが、組織の問題を自分の問題にすり替えてはならない。 その純粋な努力の結果、組織の排除の論理によって自ら排除されてしまう。
佐藤 和弘
Sep 1, 2019
平時では【現状】を肯定しスモールウィンを増やす
有事では【現状】を否定し危機意識を高めることによって変革を推し進めることができるが、平時では【現状】を肯定しスモールウィンを増やすことによって変革を推し進めなければ、変革リーダーはオオカミ少年扱いされて、孤立する。
佐藤 和弘
Aug 31, 2019
本当の教訓とは「抽象的だが具体的」な気づき
デブリーフィンブ、リフレクション、言葉は何でも良いが、単に振り返るだけでは、映画を観終わった後の友達との感想レベルで終わる。 本当の教訓とは「抽象的だが具体的」な気づき。それを引き出すには、感度の高い抽象化スキルが必要。
佐藤 和弘
Aug 31, 2019
教育してから現場でどう使うかを探すのではない
切りたい物があるからハサミを買うのであって、ハサミを買ってからどう使うかを探すのではない。 同じように、現場で必要な能力があるから教育をするのであって、教育してから現場でどう使うかを探すのではない。
佐藤 和弘
Aug 31, 2019
概念は現実世界の行動を結果的に言葉で説明したものに過ぎない
「リーダーシップ」も「イノベーション」も「安全安心の医療」も、これら概念は現実世界の行動を結果的に言葉で説明(表現)したものに過ぎない。 だから、その「結果」をただ宣言するだけでは、現実世界は変わらない。
佐藤 和弘
Aug 29, 2019
Episode Based Medicine
EBMのEは、Evidence,Experienceだけでなく、Episodeと捉えることが大切。 エピソードに基づいて医療を理解しなければ、根拠と主観によって、患者さん1人ひとりの個性を無視してしまう。
佐藤 和弘
Aug 28, 2019
部分最適による他責の空気
ある者は鼻だけを見て、ある者は耳だけを見て、ある者は尻尾だけを見て、ある者は胴体だけを見て、ある者は足だけを見る。 そうして誰もそれが象だと認識できない結果、組織に醸成されるのは、皆が他責にする空気である。
佐藤 和弘
Aug 26, 2019
権威の言葉であっても健全に疑うことが大切
権威の言葉であっても健全に疑うことが大切。 組織変革において、コッターの8段階のプロセスを引用し「危機意識を高めることが大事だ!」と宣言するのはいいが、平時の医療において、本当の意味で危機意識を高めることなどできるのか。
佐藤 和弘
Aug 25, 2019
医療業界において考える力を養う教育は壊滅的
医療業界において、考える力を養う教育は壊滅的。 単に誰かの言葉(知識)を覚えるだけで「考えている」と勘違いしてはいけない。 考えるとは、自分の言葉で語ること。 お勧めは、現場で起こる出来事に対し、独自のネーミングをつけてみること。
佐藤 和弘
Aug 22, 2019
組織の成長阻害因子の存在
ノンテクの「引き算の美学」は、組織の成長を促す前に、成長を邪魔しているものを徹底的に排除する。 成長実感は、その後でなければ感じることができない。 組織の衰退のメカニズムを理解するには、この成長阻害因子の存在に気づく必要がある。
佐藤 和弘
Aug 17, 2019
手を抜かずに妥協する
現実論の組織変革は、妥協のマネジメント。 理想論を追い求め過ぎると、リーダーは孤立する。リーダーは孤独だが孤立してはいけない。答えは理想と現実の間にある。 ただ、妥協と手抜きは違う。大事なことは、手を抜かずに妥協すること。
佐藤 和弘
Aug 15, 2019
変革リーダーは「ノンテクの提言シリーズ」の読破をお勧めします
ヨソ者が伴走しているかどうかに関わらず、変革リーダーは「ノンテクの提言シリーズ」の読破をお勧めします。 変革リーダーが知恵を持っていなければ、実際に組織変革に取り組むなかで、長い時間を無駄にしてしまうだけでなく、むしろ負の遺産(変わることに抵抗する空気)を増やしてしまうこと...
佐藤 和弘
Aug 11, 2019
推進派が報われないわけ
リーダーからは「あの人は放っておいても頑張ってくれるから」と放置され、抵抗派からは何をやるにも煙たがられて嫌味を言われ、慎重派からは一向に反応がない。 推進派が報われないわけだ。
佐藤 和弘
Aug 10, 2019
組織変革における三大問題と三大現象
三大問題: ①子離れ問題 善意で手や口を出すと、結果的にスタッフの邪魔をしてしまう。結果、組織はリーダーの器以上に大きくならない。優しく思いやりのあるリーダーほど陥りやすい。 ②手段の目的化問題 ある目的のための手段として取り組み始めたことが、いつのまにかそれを行うこと自体...
佐藤 和弘
Aug 4, 2019
変革は「危機意識の醸成」だと教科書通りに軽々しく言いたがるが
変革は「危機意識の醸成」だと教科書通りに軽々しく言いたがるが、前線で多大な犠牲者が出ている開戦3年目の1943年、銃後で相撲観戦を楽しむ大衆の映像を見たことがあれば、平時の現在でいかにその主張が空虚なものかを理解せざるを得ない。
佐藤 和弘
Aug 4, 2019
ビジョンを描かなければ、スタッフに求められる能力が決まるはずがない
ビジョンを描かなければ、スタッフに求められる能力が決まるはずがない。 だから、人材育成の内容が先に決まっていることなど、本来はありえない。 もしそうならば、ビジョンを描いた後に全ての人材育成の計画をゼロから創り直す必要がある。
佐藤 和弘
Aug 3, 2019
あるべき姿は現実世界の「姿」であって「数字」ではない
「循環動態の悪化による治療の中止をゼロにします」はあるべき姿ではない。 あるべき姿(未来の現実世界)を、結果的に数字で表現しただけに過ぎない。 あるべき姿は現実世界の「姿」であって「数字」ではない。
佐藤 和弘
Aug 3, 2019
ムラの中よりもムラの外で同質的な共同体をつくりやすい
人は同じ価値観を持った人たちと群れたがるが、ムラの中よりもムラの外で同質的な共同体をつくりやすい。 そこでは強力な確証バイアスが働き、その度にムラの中の不合理に対する認知的不協和が高まってしまう。
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