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ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル43
「連続的な世界と非連続的な世界」 個人と組織それぞれの能力開発は、過去・現在・未来と延長線上にとらえることができる連続的な世界と言える。 一方で、個人の能力開発と組織の能力開発の関係性で見れば、それらは単純な延長線上にはない、非連続的な世界と言える。...
佐藤 和弘
Dec 23, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル42
「それって誰のことだろう?」 医療現場という現実世界はリアルなドラマであり、ドラマには登場人物がいるが、ある出来事に対して議論していくなかで、いつのまにか、肝心の登場人物が置き去りにされた議論に発展してしまうといったことが起こりかねない。...
佐藤 和弘
Dec 15, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル41
「『制度』の前に『言語』をそろえる」 組織の中にいる多数の(性格や価値観、考え方などが異なる)スタッフをある方向へと導くためには、制度(ルールや基準など)を仕組みとしてつくっていくことが大切。ただ、制度の中身(内容)や制度をつくる過程(議論)で言葉(文字)が使われるのであれ...
佐藤 和弘
Sep 10, 2024
日常を忘れさせない学びの場づくり
一般論として、医療における研修は、現場業務という日常の場とは切り離された非日常の場になりやすいと言えます。たしかに、業務の合間に行われる研修は、その間だけは日常(の忙しさ)を忘れさせてくれる、休息の場という側面も実際にはあるでしょうし、そのような場があること自体は有意義でし...
佐藤 和弘
Sep 4, 2024
自分自身の「感情」が、論理的思考を身につけることを邪魔する
「(できれば) 物事を論理的に考えたい」と思う人は多いでしょうが、論理的思考を身につけることは実際には容易ではありません。 論理的思考に関する書籍を何冊か読破した、あるいは(単発の)研修やセミナーで学んだといった段階に留まらず、何年にも渡り日々の日常業務のなかで繰り返し体験...
佐藤 和弘
Aug 31, 2024
合理は他者ではなく自分自身に向ける
世間ではとかく「正論」という言葉が否定的な意味合いで使われがちです。 「それって正論だよね」 「正論なんて聞きたくありません」 これは、あらためて考えてみると、「正しい論理なのに間違っている」といっているようなものですから、一見矛盾する意見のように見えます。ただ、突き詰めて...
佐藤 和弘
Aug 27, 2024
「隣の芝生は青く見える」「ウチの芝生は青く見えない」現象
ある組織(施設や部署や職種)と自組織を比べて、つい自組織のネガティブな部分に注目してしまうといったことは、さまざま組織で起こり得ることではないでしょうか。 「ウチの芝生は隣の芝生に比べて青く見えないなぁ」 しかし、日常でも一緒に食事している相手の料理が美味しそうに見えるよう...
佐藤 和弘
Aug 26, 2024
「いかに◯◯すべきかを考えることが大事」は答えではない
一般的に、さまざまな議論をするなかで「いかに◯◯すべきかを考えることが大事です」といった意見がよく出てきますが、あえて健全に厳しい見方をすれば、これは答えではありません。例えば、 「いかに相手の気持ちに寄り添うべきかを考えることが大事です」...
佐藤 和弘
Aug 26, 2024
もう一段問いを深める
「注意する」「確認する」「気をつける」 医療現場の問題解決において、対策にこれらの言葉が用いられた場合に大事なことは、「もう一段問いを深める」ことです。というのは、そもそも、注意することや確認すること、気をつけることが大切であるということは、おそらく誰もがわかっているはずだ...
佐藤 和弘
Aug 14, 2024
「なんで?」という言葉のとらえ方
ある問題が起こった際に「なんでそうなったの!?」といったようにふと使う「なんで?」という言葉。注意が必要なのは、何を目的にこの言葉を投げかけるのかを明確にしておくことです。 本来、ある問題に対する「なんで?」という言葉は、「原因を探す」ことが目的です。なぜならば、問題の原因...
佐藤 和弘
Aug 11, 2024
当事者としての問題解決力
「当時の空気の中にいなかった人が、当事者を評価することはできない」 これも、昭和史(歴史)を勉強するなかで得られる教訓と言えます(そもそも、「人が人を評価することはできるのか?」という根本的な問いもありますが、ここでは一旦置いておきます)。...
佐藤 和弘
Aug 10, 2024
四面思考で物事をとらえる
「すぐに役立つものは、すぐに役立たなくなる」 よく、このようなことが言われますが、これを、 「すぐに役立つが、後で役立たない」 と表現を変えてみると、他にも、 「すぐに役立つし、後でも役立つ」 「すぐには役立たないが、後で役立つ」 「すぐには役立たないし、後でも役立たない」...
佐藤 和弘
Aug 7, 2024
言葉にコントロールされるのではなく、言葉をコントロールする
時代に応じて、さまざまな「新しい言葉(用語)」が出てきては次第に古くなり、また別の新しい言葉に置き換えられていきます。 もちろん、新しい言葉を使うメリットはあって、それは「これまでの固定観念をリセットできる」ことでしょう。これまで、ある言葉を使っていたが、どうも組織に浸透し...
佐藤 和弘
Aug 5, 2024
組織文化の醸成と日常業務への組み込み
最近、ノンテクニカルスキルを共通言語として組織文化に醸成するためにお伝えしている「日常業務への組み込み」。 この言葉のポイントは、「業務」という言葉に「日常」と「組み込み」という2つの言葉が紐ついていることです。 もちろん、ノンテクニカルスキルは業務に使うことが前提ですが、...
佐藤 和弘
Aug 1, 2024
(問い)◯◯は役に立つのか?→(答え)人によりますよね
例えばMBA不要論のように、「◯◯は役に立つのか?」といったことに関する議論は以前からあります(◯◯には、ご自身が関心のある学位や資格を入れてみてください)。 これは結論を言えば「人によりますよね」で終わりなのですが、別の表現をすると、次の四面思考で説明することができます。...
佐藤 和弘
Jul 29, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル40
「目的とあるべき姿の違い」 目的は「希望」なのに対して、あるべき姿は「未来の現実世界の具体的な状態」。 あるべき姿は旅の目的地(目的を実現できる場所)と言い換えられるが、例えば、「非日常的な空間で楽しみたい」という目的を実現するために、◯◯というテーマパーク(目的地)に行く...
佐藤 和弘
Jul 28, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル39
【「日常の物事に例える力」 複雑な出来事をわかりやすく伝えるためには、日常の物事に例えてみる。普段から触れる機会の多い日常の物事は体感的に理解しているため、その体感的な理解を通じて、相手が複雑な出来事を理解しやすくなる。これは言わば、わかりやすく伝えるための「翻訳作業」。お...
佐藤 和弘
Jul 3, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル38
「生成AIの本質的価値と情理」 現場の問題解決において、生成AIを用いる本質的な価値は、人間のように自然な会話ができることでも、膨大な知識を基に論理的な文章を瞬時に生成できることでもなく、何か困った事態になったら「生成AIのせいにできる」ことにあると考えることができる。ある...
佐藤 和弘
Jul 1, 2024
ワンフレーズ・ノンテクニカルスキル37
「半径5メートルのプレゼンテーションスキルとあの手この手力」 プレゼンテーションスキルとは、講演や発表といった特別な舞台だけでなく、現場業務という日常の舞台においても重要になるスキルである。プレゼンテーションスキルを現場の半径5メートルの視点で考えた場合、ある説明に関して、...
佐藤 和弘
Jun 12, 2024
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