オンライン組織学習には大きく3つのメリットがある。その1つは「時間的制約からの解放」であるが、これは単に「時間を有効利用できる」といった表面的なものではない。
これまでの継続的な組織学習では、2ヶ月に1度、3ヶ月に一度といったように、定期的な開催が一般的である。だが、医療介護現場の問題解決は、そのような予定調和ではなく、突如、完全即興で行わなければならないような「生もの」の世界である。
この「生もの」の世界を理解すれば、いかに
定期的な組織学習の開催
↓合わせる
現場の問題解決を議論する
といった流れが不自然であることに気づくだろう。つまり本来は、
突如議論すべき優先度が高まった問題解決
↓合わせる
臨機応変な組織学習の開催
が自然な流れであることがわかるはずだ。そして、オンライン組織学習による「時間的制約からの解放」は、この自然な流れを実現するために役立つ。
極端な話、「どうしても問題解決すべき議論が必要なので、今日の夜に1時間ノンテク研修(とは名ばかりのリアル問題解決)をしたい!」と考えた場合、ヨソ者(講師)とのスケジュールさえあえば実施できてしまうのである。
現実世界の問題解決とは「生もの」の問題解決。「生もの」は鮮度が命。オンライン組織学習という選択肢は、その鮮度を大切にできるのである。
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