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  • Writer's picture佐藤 和弘

カネカ労働組合高砂支部で講演しました

先日は、カネカ労働組合高砂支部で講演しました。


医療の立場で他の産業・業界の方々にノンテクニカルスキル教育を提供しているのには、ある目論見があります。それは、「逆輸入」です。


医療発のノンテクニカルスキルを通じてさまざまな産業・業界現場で小さな成功を量産していただき、その成功事例が医療業界に届くことによって、医療の立場にいる僕らにとってよい刺激になることを期待しているのです。医療発のノンテクニカルスキルが活用されることは、嬉しいと同時に、医療業界も負けていられないというポジティブな気持ちにさせてくれるはず。


テクニカルスキルは産業・業界別にさまざまあるでしょうが、ノンテクニカルスキルは産業・業界横断的に共通して学ぶことができるのは、それぞれの「プロ」である前に、同じ「人間」だからということなのでしょう。人間同士が業務を行う以上、そこにはコミュニケーションが発生するからです。


さらに言えば、ノンテクニカルスキルを学ぶということは、「組織の中の人間理解」につながります。生成AIがノンテクニカルスキルを発揮できる時代、さらに、その「組織の中の人間理解」が進むのではないかと考えています。

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