マクロリーダーとミクロリーダー
- 佐藤 和弘
- Jan 31
- 2 min read
一般に、「リーダー」と聞くと、「世の中を変える!」といったように、大きなことを成し遂げる人をイメージしやすいのではないでしょうか。一方で、僕が「リーダー」という言葉を使う時は、基本的に、現場の半径5メートルの問題を解決することを通じて組織を変革するようなリーダーを前提としています。
そこで、前者を「マクロリーダー」、後者を「ミクロリーダー」と名づけて区別してみます。
もちろん、物事の正しい理解には、森の(抽象的な)視点を持つことも木の(具体的な)視点を持つことも大切ですので、森の視点を持って行動するマクロリーダーも、木の視点を持って行動するミクロリーダーも、どちらのリーダーの存在も求められます。
ただ、もしリーダーという言葉が暗黙の前提でマクロリーダーをイメージしやすいのであれば、「大きなことを成し遂げるなんて自信がない・・・」といったように、リーダーになることに対して消極的になってしまうかもしれません。
であれば、リーダーという言葉を身近に感じられるように、ミクロリーダーという役割も理解・共有しておくことが大切だと言えます。
あらためて、マクロリーダーが「大きなこと」に取り組むリーダーだとすると、ミクロリーダーは「身近なこと」に取り組むリーダーと言えます。もし自分がリーダーになりたい、あるいはリーダーになるべきだと考えた場合は、人材マネジメントの「配置」のマネジメントのポイントと同様に「適材適所」であって、マクロリーダーとミクロリーダーのどちらが自分に向いているかを考えてみると、自分にあった景色が見えてくるかもしれません。
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