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三重県厚生農業協働組合連合会主催の医療安全研修で講演しました

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Feb 18
  • 2 min read

先日は、三重県厚生農業協働組合連合会主催の医療安全研修で講演しました。複数の場所をオンラインでつなぎ、僕は会場でお話ししました。テーマは「医療安全のためのノンテクニカルスキル〜組織で問題解決する技術〜」。


ノンテクニカルスキルについて、問題解決とは、2種類の問題解決、2W1H(問題解決の六大大陸)などについて学びながら、問題解決プランの作成の体験をしていただきました。


「不変的」「汎用的」「根本的」


これが、何十何百とあるだろうノンテクニカルスキルの個別スキルの中で、僕が2W1H(問題解決の六大大陸)を最も重要な個別スキルととらえている判断基準です。


最近、問題解決の六大大陸を「正しい行動を取るための思考のメカニズム」とお伝えしていますが、僕らが実現したいのは、突き詰めれば、「正しい行動が取ること」という一言で表現できます。


そして、正しい行動の計画が「対策」であり、「対策」はある「あるべき姿」と「現状」のギャップ(「問題」)を解決するために立てるものであり、それには、「対策」のヒントとなる「原因」を洗い出すこと、そして「手段は目的に従う」からこそ、「目的」を押さえることが大切になる。


このように考えると、正しい行動を取るための思考のメカニズムとは、「目的」「現状」「あるべき姿」「問題」「原因」「対策」を考えることを意味することがわかります。


医療安全も感染対策もリスクマネジメントも業務改善も治療計画も、あらゆる分野に「正しい行動を取る」ということが共通して求められるとするならば、まさに問題解決の六大大陸はより「汎用的」かつ「根本的」であると言えるのです。そして、例えば「これからは目的を考えなくてよい」というようになるとは考えにくいからこそ、より「不変的*」であると言えます。


「より普遍的、汎用的、根本的な個別スキルを、挨拶のように当たり前の日常会話として使いこなしている組織」


このように考えると、「組織に共通言語をつくる」ということの意味合いをより実感することができると思います。

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