先日は、北陸大学医療保健学部の科目「地域チーム論」において、「チーム医療に必要なノンテクニカルスキル」というテーマで講義しました。対象は臨床検査技師・臨床工学技士のダブルライセンス取得を目指す大学4年生で、講師はオンラインでの講義でした。
一般論として、医療者が現場のリアリズムを特に実感するタイミングはいくつかあるのでしょうか。例えば、現場スタッフ(プレーヤー)から管理者(マネジャー)になったタイミングもそうでしょうし、働く施設を変わった時もそうでしょう。
そして、やはり注目すべきは、学生から社会人になり、初めて現場で働き始めたタイミングも当てはまるはずです。だからこそ、社会人になる前のタイミングからノンテクニカルスキルを学び、あるべき姿と現状のギャップを埋める力を高めておくことは、自分自身を大切にするためにも、そして組織のためにも有意義だと考えています。
講義では、ノンテクニカルスキルの基本などを学んだ後、言わば「私(にとっての)問題解決」を考え練習してもらいました。
その後は、対話の時間。現場に出る前に知っておいて欲しい、いくつかの大切な考え方をお伝えしました。
「学生のうちからノンテクニカルスキルを」
もしそうなれば、例えば臨床10年でノンテクニカルスキルの学習歴は10年以上になることになります。これって凄いことではないでしょうか。
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