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日本体外循環技術医学会 第2回 50周年記念教育Webセミナーで講演しました

  • Writer: 佐藤 和弘
    佐藤 和弘
  • Feb 6
  • 2 min read

先日は、日本体外循環技術医学会 第2回 50周年記念教育Webセミナーで講演し、160名ほどの方々にご参加いただきました。


テーマは「ノンテクニカルスキルの観点から考える『学び方を学ぶ』『組織の空気をマネジメントする』ことの重要性」。


講演の最後のほうでは、次の行動の方向性として、「問題解決の六大大陸のそれぞれの大陸の考え方を深める」「問題解決の文脈で組織に必要になるノンテクニカルスキルを新たに特定する」「日常業務に組み込む」といったことについても少しだけお伝えしました。


以前からお伝えしている「『料理教室方式』から『おばあちゃんの知恵袋方式』の学びへ」ということについて。ここで言う料理教室方式とは、通常のように、僕のようなヨソ者(講師)から学ぶといったことを意味します。もちろん、料理教室方式のように「餅は餅屋」で専門家から学ぶことは大切なのですが、これだけだと、講師がいる時にしか学べないことになってしまいます。


このことをふまえて大事なことは、おばあちゃんの知恵袋方式を目指すことです。これは、現場業務を通じて学び(教訓)を引き出していくといったことを意味します。日々の業務のなかで教訓を引き出し続け「教訓大全集」ができれば、それは組織の財産になる(他施設に対する独自性・優位性につながる)と考えています。


だからこそ、目指したいのが「学び方を学んだ組織」です。


一方で、学び方を学んだ組織へと進化するうえでも避けて通れないのが、やはり組織の空気に向き合うことでしょう。


いくらムラ(組織)の公式な掟である制度やルールが明文化されていたとしても、非公式な掟である空気がそれを守ることを躊躇してしまうパワーと影響力があれば、「正しいことなのにそれができない」「間違っているとわかっていてもやらざるを得ない」状態へと人を陥れてしまいかねません。


「どうして、正しいことをしようとしている私が肩身の狭い思いをしなきゃいけないの!?」


だからこそ、組織の制度やルールだけでなく、目に見えず手も触れられない空気に向き合うことが求められます。

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