top of page
Writer's picture佐藤 和弘

病院安全教育6・7月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」35日目

病院安全教育6・7月号Web連載「ストーリーで学ぶ 医療安全管理者のためのノンテク導入塾」35日目の授業のテーマは「『目的』に関する情報について生成AIと考える」。


医療現場で求められるのは、突き詰めると「正しい行動を取る」ということですが、問題解決の六大大陸(世界地図)は、その「正しい行動を取るためのメカニズム」ととらえることができます。


正しい行動を取るためには、行動の計画である「対策」が大切で、正しい「対策」を立てるためには、「目的」を押さえたうえで、「現状」を把握して「あるべき姿」を描き、それらのギャップである「問題」を明確にして、その問題が起こる「原因」を洗い出すことが求められるからです。


このような「正しい行動を取るメカニズム」を生成AIに考えてもらうために、人間側(スタッフ)が入力する情報は、基本的に「現状」と「目的」の2つの情報ですから、「現状」だけでなく、「目的」に関する情報について人間側が深く考えていくことは重要です。


さらに言えば、「目的」は「あるべき姿」を描くうえでの拠り所になるからこそ、人間側が過ごす未来の現実世界における具体的な状態を生成AIにどのように描いてもらいたいのかを決定づけるためにも、「目的」に関する情報(の主導権)は、特に人間側がしっかり握っておくことが大切だと言えます。

Comentarios


bottom of page