箕面市立病院の主任研修で講演しました。リアル講演で、タイトルを「主任のためのノンテクニカルスキル」として、主任というミドルマネジャーの立場における問題解決について、ノンテクを使って考えてもらいました。
一般論として、ミドルマネジャーは、組織変革において重要な立場にいると言えます。
通常、組織のトップは「森」を、対して現場のスタッフは「木」を見る立場にいるため、両者の見ている景色は大きく異なることになります。したがって、森を見ているからこその意見も木を見ているからこその意見もどちらも正しいけれど、両者の意見の正しさを「つないでいく」ために、その間にいるミドルマネジャーという存在が大切になります。
このことを踏まえ、僕は主任というミドルマネジャーを「上司と部下をつなぐ『翻訳家』」ととらえています。つまり、
「上司の意見を部下がより理解しやすいように具体化して伝える」 逆に 「部下の意見を上司がより理解しやすいように抽象化して伝える」
このように、ミドルマネジャーは、具体と抽象の往復運動をする翻訳家であると言えるのです。
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