現状満足の空気に支配されている組織において、個人(推進派)の意見が異分子として判定され、排除の論理(村八分現象)に遭ってしまうのは、その意見が間違っているからではなく、むしろ「正しい」意見だからと言えます。
変化に適応する(あるべき姿と現状のギャップを埋める)ために正しい意見であるほど、現状のままでいいという現状満足の空気からすると、異分子として判定されやすい。にも関わらず個人(推進派)が真剣に正しい意見を追い求め続けると、結果的に自分を排除する論理の力を自ら大きくしてしまうことになりかねません。
「自分が排除の論理に遭うのは、それが間違った意見だからではなく、むしろ正しい意見だからである」
このようにとらえると、組織変革の難しさがわかります。
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